薪ストーブの安全性

経済性より安全性を大切に!
購入するに当たり気になる点である火災について。
長野県は全国で一番、薪ストーブの購入者が多いので毎年、火災の話も聞きます。
当店にも、煙突が赤くなっているが、どうしたら良いのかという電話が一年に一回くらいあります。 これは煙突がつまって起こる煙導火災というものです。

だからこそ経済性ばかりでなく安全性としての部材の良さが大切で、特に見えない部分である煙突は大切で長持ちしてくれないといけないわけです。 とかく経済性に目がいきがちですが、長く使う薪ストーブであるからこそ、当店では安全性を一番、大切に考えて施工をしています。
五、六年前まで当店は薪ストーブによる火災事例と題して、松本消防署のご協力を得まして最近あった火災事例の研修会を開いていたくらいですから・・・

暖炉が家の付属品として最初からついていたりする事がありますが、部材が低品質である場合があり、それが火災の原因になっている例があります。 やはり薪ストーブや暖炉を設置する場合は、専門の業者に任せて安全性を確保する必要があるかと思います。

屋根のルーフフラッシングと煙突のトップを見れば工事の水準が分かります。
実際に過去に作られた物の中には問題ありと思われる物件を多々、見てきています。
暖炉、薪ストーブ設置の際はきちんとした業者を選ばれることが大切です。

生の薪は火力が強く長持ちする、これって本当??
かつて信州は囲炉裏が多く、ほだ木(囲炉裏に種火を残すための木)という生木を使用していました。
この事から生の薪は火力が強く長持ちすると言われていたのかもしれません。
薪は割って6ヶ月、玉切りの場合は2年くらいの乾燥が目安でしょう。
昨年残った薪を焚いてみればよく分かります。
先日、薪ストーブの煙突掃除を4年ぶりに頼まれたお宅に伺ったのですが、 薪は全て楢材でよく乾燥した薪でしたので、ほんの少ししか灰がありませんでした。しかし多くの薪ストーブを使用している、お宅では、それほど乾燥していない薪を焚いている事が多く、灰やタールを沢山出していることが多いのです。 水分が多いと薪はカロリーが低く暖まりにくいのが現実です。
煙突掃除は秋になってから
たいがい薪ストーブを焚く頃に煙突掃除を頼まれます。
煙突掃除というと、それだけだと思われがちですが、実は同時に雨仕舞いや薪ストーブの傷み具合と修理、煙突の状態などのチェックが必要ですから、ストーブに精通した人に煙突掃除をしてもらう必要があります。 当店では、煙突掃除には必ずストーブのプロがお伺いするようにしています。
この時期は一年のうちで一番、設置工事の忙しい時期と重なりますので、大変、申し訳ございませんが、煙突掃除が日時の希望に添えない事もございます。ですから煙突掃除をご自分でできるのが理想です。煙突掃除の仕方を当店ではお教えしておりますので、一度、挑戦してみませんか!
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